看板できました♪

100年以上も東海道筋で営業を続けているナンチャッテ屋ですが、店構えが地味なのと、正直いって、真面目に営業してこなかった(気ままに店を閉めたり、開けなかったり、休んだり・・・・あ〜、ほとんど閉めてたってことか)つけが回ってきて、認知度の低さが喫緊の課題となっています。


そこで、一念発起してナンチヤッテ屋をリニューアルオープンさせたのがこの夏のことです。さんざんこのブログでも、ネタにさせていただいてきました。


今日は、晴れて看板を掲げることができました。
看板に書かれたナンチャッテの店名は、乃村豊和氏という画家に書いていただいたものです。ものすごく味のあるおもしろい文字で書かれています。
ちなみに、乃村豊和氏は、春陽展春陽会賞・中日賞 文化庁主催現代美術選抜展出品、日本の美術展(仏)招待 日本版画賞、日仏現代美術展招待出品特別賞、日本芸術協会展審査員出品・・など、華々しい賞歴を持つ方で、現在はアメリカと日本を行き来して活躍中の画家です。興味のある方は、名前で検索してみてください。作品も見られます。


母を通じてのちょっとしたご縁で、乃村先生が、
「店の看板の文字を書いてあげましょう」
なんておっしゃってくださって、ご厚意に甘えた次第です。


看板は、縦60cm×横25cmほどの表面を焼いた欅板を使い、文字部分は彫られていて、そこに白い顔料を流した体です。
これは木彫が趣味の父が、先生の書いてくださった文字をトレースして彫り上げました。


店の入り口の柱に、重量感のある銑鉄で、葡萄模様を施した
お洒落なカスガイで、看板の上下を挟み込む形にして留めました。
古い店構えと、味のある乃村先生の文字と、今風な葡萄模様の銑鉄のカスガイは、自画自賛ですが、ものすごくマッチしています。


これを見たら、ナンチャッテの前を通った人が、素通りしたくなくなるような(・・・妄想癖があるので・・・)、そんな看板!


次は、帆布に乃村先生の字を書き写して、店の日よけを作ろうじゃないかい、というミッションが進みつつあります。