すみません・・・またお店ネタです

先日、ナンチャッテ屋の店先に、店の看板と同じロゴ(?)を大きく引き伸ばして、日よけを張ることを計画中だと申し上げました。


経費節減のナンチャッテ屋では、看板同様、これまたすべて手作りです。
帆布・はと目・ヒートン・のれん棒など、必要なマテリアルを買い揃え、乃村先生の書いてくださった文字を250パーセントくらいに引き伸ばし、準備万端。
これを布に書き写して、アクリル絵の具で仕上げて、完成です。(ナンチャッテは、細かい手作業が苦手なので、ここは妹が担当します)


細かい手作業で思い出すんだけど、作品を制作するのにプロとアマの決定的な違いって何だと思いますか。ナンチャッテは、一ミリの違いを気にするかしないかだと思っています。
ナンチャッテの手作業は、速くて雑。
これぞ、典型的な素人の手わざです。
五ミリ以下の誤差は誤差じゃない、みたいな感覚の持ち主が素人なんだと思います。
妹を見ていると、こちらがイライラするくらいに、作業が遅い。なぜかというと、ミリ単位で計測して、ミリ単位の誤差にこだわるからです。そのかわり、仕上がりはプロ並にきれいなのです。


うちの父は、趣味で木彫をしたり、ちょっとした日曜大工の真似事をする人なんだけど、これがまたナンチャッテ以上に超典型的な素人感覚の持ち主なのです。速くて、お粗末で、すぐに壊れる、しかし、作っていること自体が楽しみであるから、出来不出来に関しては、本人は、ほぼ気になりません。こういうのをここら辺の方言でいうと「すやくり」といいます。


いままで、この「すやくり」を甘んじて受け入れてきた妹ですが、さすがに最近になって、我慢の限界に達したらしく、
「みちゃおれん」
とばかりに、積極的に手と口をだすようになりました。
確かに、妹の手によると、すべての作業が美しく、丈夫なのです。


というわけで、店の日よけは妹担当。楽しみです。