店改造、秋の陣

三月〜九月までは、ナンチャッテ屋の店舗を改造・改革してきて、今現在は、「現在、考え付く限りの手は尽くしたよね?」という段階です。
もちろん、お金に糸目をつけずにリノベーションするというのなら、あれも・これも・そこも・どこも全〜部いじりたいのが本心。でも、そこは、ほれ、なるべくお金をかけずにを旨としての「ベストコンディション」です。


で、次なる段階はというと、倉庫の在庫整理。
ナンチャッテ屋の店が狭いので、商品の在庫は、倉庫にすべて収納されています。
収納というと、なんだかきっちり整理されているかのような錯覚を与えてしまいますね・・・はっきり申し上げましょう。
カオスの世界となっています。
前にもちょっと書きましたが、在庫の商品が荒縄で縛ってあねような商品がごっちゃに詰め込められています。
びっくりしちゃうのは、荒縄。荒縄は、健在なんです。たとえ40年以上経過しても、劣化がない。
その点、ビニール紐は弱いです。特に、日光が当るようなところにあったものは、見る影も無く劣化しています。もう、ホロホロ〜っと、たとえてみるならば、霜柱がフッと溶けてしまうような崩れ方をします。


そんなビニール紐で結んであった商品は、棚の上で、雪崩を起して、商品が次々と落ちては割れている状態。
これは捨て置けぬ緊急事態です、陶器店にとっては。


この三連休は、朝五時半から倉庫の整理をし続けています。
この三日間は、「ご飯茶碗」の棚にフォーカスして整理したんだけと、驚いちゃうような、古すぎる柄のお茶碗が続々出てきて、発掘する度に、
「おおっ、これはぁっっっ」
との溜息とも感嘆ともつかぬ喚声をあげています。
有名な瑠璃地に白の水玉模様は、まだ新しいクチです。
「もんぺ」についているような絣模様のご飯茶碗なんか、どういう状況で使うか?

秋の陣、始まったばかりですが、長期化は避けられない状況です。