残念でした・・・

昨日、教員採用試験の二次の結果発表がありました。
実は、私の隣の席の社会科非常勤の若手S君は、この日を一日千秋の思いで待っていたのでした。


中学校で非常勤していたときも感じたんだけど、小学校・中学校の義務教育も、少なくとも三分の一は、常勤や非常勤の先生方で占められていました。
高校では、再任用の先生の割合がちょっと高くなりますが、やはり、かなりの割合で非正規の先生が働いています。


これだけ非正規労働者が多いのに、新規採用の門はなかなか狭いようで、S君は今年の採用試験には残念ながら不採用でした。
実は、理系教科は採用人数も多い上に、受験者の数も少ないらしのですが、社会は門が狭くて受験者が多いという至難の教科らしいのです。
巷では、文系大学卒業生は就職が難かしいといわれているから、特に大学で社会科の教員免許をとった学生さんは、堅い職業の高校教師の座を、みんなが狙うんだろうなあ。

同僚の欲目かもしれませんが、S君は人当たりもいいし、生徒からも人気があるし、おまけに仕事熱心だし、毎回手作りのプリントを使って授業をしたあとで回収して一枚一枚チェックして返却しているのです。しかも、頼まれてもいない部活動にも参加しているらしいのです。それから、定期テストはナント、毎回三つも作っているんです。ヒトゴトながら、非常勤に三つもテストを作らせている、この現状については、正規の先生は手を抜きすぎてないか?と思っているナンチャッテです。
と、いうわけで、こんなに先生向きのキャラは無いと思えるくらい、教師にぴったりの人なんだけどね・・・・


二次試験で不採用となったということは、面接で落とされたのか?
私は、この人なら、よい先生になると思うんだけどなあ。