こういうのを紳士協定というのかも

昨日は、台風26号の影響で、ナンチャッテの住む地区では、朝になっても強い風が吹いて降りました。
朝の六時に警報が出ている場合は、公立の学校では11時まで自宅待機となるようです。(同僚の先生から教えてもらった)
小中学校は、市町村に出ている警報に従いますが、生徒の通学範囲が広い高校では、○○地区という括りで、その中の一箇所でも暴風雨警報が出ていたら、休校になるようです。


実際、朝の六時段階では、まだまだ強風でした。
時折、家全体をぐわんと押し付けるような風圧を感じました。
息子Bは、昨夜就寝前に
「明日はきっと休校だから、いつもより遅く起してほしい」
と言っていたくらいです。


ところが朝、テレビの気象情報を見ると、台風は、すでに東海地区を抜けて関東沖に中心を移していましたし、鉄道の運行状況も平常どおりでしたから、慌てて熟睡中の息子Bをたたき起こして学校へ出したのでした。
いやあ、ちょっと焦りました!


七時過ぎる頃には、風も収まり、私の家の前では、集団登校する小学生がわらわらと集まり始め、私も午後から晴れとの天気予報を聞いて洗濯機を回し、三限からの授業に備えて、出勤の準備をしました。この時点では、高校が休校になるかならないかなんて、考えもしていませんでした。


10時頃に学校に着くと、なにやら普段とは異なる職員室の様子。なぜなら、ほとんどの先生が職員室に集まっていたからです。
「今日は、どうかしたんですか?」
と聞くと、
「まだ、○○地区の一部で警報が出ているから、授業を始められないみたいですよ、11時の気象情報で、警報が解除されていたら、午後1時から授業があることになってます」
とのこと。
「じぇじぇ!じゃあ、この二時間は、生徒も教師もただただ気象情報を聞き続けていたわけっすか?」


三時間目は10時50分〜、四時間目は11時50分〜。つまり、現時点で私の今日の授業は休講が決定していたわけでした。
せっかくなので、一時間、中間テストの成績処理をして過ごし、一体11時にどんな気象情報がだされるのか、先生方や生徒たちとドキドキを共有することにしました。
くどいようですが、この時点では、雨も上がって、燦燦と太陽が輝いていました。ちなみに、最近では珍しいほど大きな虹も出てました。


「先ほど、10時55分に警報が解除されました」
とでるか、
「先ほど、11時5分に警報が解除されました」
となるか、どちらかしかありえない状態でした。


結果は・・・・11時10分に警報が解除され、結局10月16日は終日休校ということに相成りました。
こういうのを、紳士協定というのかなあ。