敵情視察

ナンチャッテ屋は、先月からクリスマスのディスプレイに変わっています。
電飾付きクリスマスツリーとか、手作りリースとか、ポインセチアとか。
ところが、ナンチャッテ屋の店の特性上、クリスマスにぴったりの商品って、そんなに数が揃うわけではありません。
なんといっても「昭和」のお店ですから・・・
まあ、苦肉の策で、和食器で演出するクリスマスパーティーみたいな雰囲気の食卓を飾っています。
とはいえ、やっぱり本場洋食器の醸し出す、華やかさには及びません。


昨日、ショッピングモールに出かけることがあって、そこに入っているナンチャッテ屋のライバル店の様子を探ってきました。


ライバル店は、もうすっかり「お正月」を意識したレイアウトに変わっていました。
もちろん店の一角には「クリスマス」が存在しますが、あくまでも一角。
メインの飾り棚には「新しい年には新しい器」みたいなキャッチコピーが掲げられていて、飾りの花も南天や椿といった、お正月の花に変わっています。
しかも、小物使いがまたまた憎い。
縮緬素材のかわいらしい小物が、ぐっとお正月気分を盛り上げているのです。
思わず、「かわいいっ」と手に取りたくなってしまいます。


さらにさらに、平日の日中ということで、客足が少な目だったので、店員さんたちもちょっと気を抜いたのでしょう。すぐうしろに、鵜の目鷹の目で敵情視察しているナンチャッテの存在に気が付かなかったようです。店内のちょっとしたレイアウト変更の現場に遭遇しました。
「ここには、背丈の低いものを置いたほうがいいね」
といって、商品の並べ替えをしていました。
ライバルは、日々、店のレイアウトに気を配っているのです。


以前、朝一番で敵情視察に行ったときも(目的はキャッシュディスペンサーでお金をおろすことでした。敵情視察のために朝一で見に行ったわけではありません。念のため)、店員さんは商品を布で一つずつ丁寧に磨いては並べなおしていました。
努力しているんです。


で、さっそくナンチャッテ屋も、クリスマスと同時進行でお正月のレイアウト・ディスプレイを検討することになりました。
ミスタードーナツでもCМで「早くしないとお正月〜」なんて言ってますけど、年末は確かにあわただしいです。