ご利益か?

昨日は、ナンチャッテ屋創業以来の、「フォーカルポイント」を意識したディスプレーを施したというトピックスでした。
今日は、その後のまさかの展開をご報告です。


真っ白な午の干支と、椿の花の赤。
今までの薄暗くて重厚な、「土」の方々には、しばらくご退席願って、店の外からでも目につく商品と入れ替えたのたは、一昨日の午後。
そして、昨日は・・・
午の干支のご利益かどうかはわかりませんが、なんと、ナンチャッテ屋には珍しく、三人のお客さんがいらっしゃって、店の中へ入り、いろいろ物色されていかれました。
しかも、そのうちのお二人は、(ナンチャッテ屋にとっては)かなりの高額商品をお買い上げ下さったのです。
これって、やっぱりご利益なのか、それともフォーカルポイントに、そこまでの力があったのか?


これに大変気をよくしたナンチャッテは、これまた気をよくした出資者の母と相談の上、懸案の一つだった、店の照明を改良することに急遽決定しました。
昨日のお客さんかの一言・・・
「なんだか入りづらかったけれど、実際に商品を見てみると、ずいぶんとお安いものがたくさんあるのですね」
だったそうです。
入りづらかった・・・を分析するに、いくつかの要因があると思われます。

要因一・・・去年まで戸閉状態だったわけで、実際問題として、店には入れなかったという事実。
要因二・・・古めかしい店構えと、埃だらけの商品をみて、骨董屋だと思われていた。
要因三・・・商品の値段が書かれている正札が小さくて見えにくかったので、ナンチャッテ屋の安さをアピールしていなかった。お客さんに「高いんじゃないか・・・」という不安を与えていた。
要因四・・・お高い商品には、その来歴、作者さんの履歴、窯の紹介などを見せれば、お客さんにも納得してもらえる。「へぇ、そういう理由で、この商品はちょっとお高いのね・・・」つまり、わけもなくお高いのではないということを知ってもらうことも必要。日常使いのものを探しておられるお客さんには、それらの商品が、「ちょこっとお高い」商品だと知ってもらえば、不安もなくなりますよね。


まだまだ改善の余地は山ほどあると思われます。
とりあえず、今週末には、照明の取り換えを行う予定です。