疫病神とよばれて

数日前に、『入りやすい店 売れる店』という本を買ったナンチャッテは、さっそく出資者の母と、協力者の妹に、この本を読んでもらいました。
で、ふたりは、
「どうりで、ナンチャッテが、お店番していると、お客さんが来なかったわけだね〜」
などと言い出す始末です。

そりゃあ確かに、思いっきり目立つようにと、和服姿で店の前に立ち、通りを睥睨するかのごとく鋭い眼光で見つめていたかもしれませんよ。
でも、一時は彼らも認めていたじゃないのよ。
「ナンチャッテ、和服にするの?あら〜いいじゃないの。雰囲気があって。ねえ」
「そうそう。」
と、あの時は確かに言っていたよね?

あの本を読んで以来、
「ナンチャッテ、用事がないなら、もう帰ってくれる?」
などと言われて、早々に店を追われています。
ほとんどシンデレラの気分です。

しかしながら、確かにナンチャッテが店を離れると、途端にお客さんが来てくれるということが続いているのは事実。
ナンチャッテは、知っています。
妹と母がナンチャッテのことを「疫病神」と呼んでいることを。
「ナンチャッテって、目力が強すぎるんだよね」
「あんなに睨まれちゃあ、怖いよね」
と言われていることも。

よしっ。そこまで言うなら、これからはサングラス着用も視野に入れて、店に立つことも考えないといけません。