謹賀新年

晦日の晩、例年なら早々と店を閉めてしまうナンチャッテ屋ですが、昨日は違いました。
普段通りに6時には閉店しましたが、そのあと、除夜の鐘が鳴り終わる頃・・・・午前三時過ぎまで店の明かりを落とさず点けておりました。


ナンチャッテ屋の前には、浄土宗のお寺があって、そこでは毎年108の鐘をつくことができます。
鐘を打ちに来る善男善女を観察していてわかったことがあります。
みんな考えることは同じで、108の鐘が終わってしまわないようにと、先を争ってお寺にやってきます。
もっとも実際には108回つき終えた後でも、つきに来る人があったら、打たせているようですが。
鐘を突く前には、ナンチャッテ屋の存在に気付く様子はありませんが、鐘を突き終わってほっとして、あたりを見る余裕ができたところで、初めてナンチャッテ屋の店の明かりに気が付いてくれます。


店の中に人影がなくて安心しているためか、結構大勢の方々が、ガラスに額をくっつけて中を見て行ってくれました。ありがたいことです。
途中、何度がナンチャッテ気になって気になって仕方がないので、こっそり店を覗いて行ってくれている通行人の様子を観察に出ておりました。
息子たちや実家の母・妹・姪たちは口々に
「ナンチャッテの目力、強いから、お客さんたちに気づかれちゃうよ」
「ブルル・・・なんかただならぬ殺気を帯びた視線を感じる・・・といわれるよ」
「とにかく怖い」
などと、散々ないわれようでしたが、抑えきれずに店の隅っこから覗いていたナンチャッテでした。


2014年も、季節先取りの店のディスプレイを心がけて、道行く人が、ふと足を止めて見て行ってくれるような、そんな店づくりをしていきたいと思っております。

ブログのほうも、細々続けてまいります。
よろしくお願いいたします。