地味〜なお雛さん

昨日は、ナンチャッテ屋から、迎春ムードを一掃し、春の空気に入れ替えてきました。
色って、本当に不思議です。
赤と一口でいっても、クリスマスカラーの赤と、お正月カラーの赤は全然違いませんか?
前者はレッドを、後者は朱をイメージすると思います。

お正月からたったの二週間過しか過ぎていないのに、すでに朱、白、黒、金などが旬でないカラーになってしまいました。
昨日は、母に引き続き敵情視察に出た妹が、
「R店(ライバル店のこと)からは白黒朱金一掃。パステルカラー展開で店内春爛漫」
という報告を入れてきました。


そうなのよね〜。
悲しいことに、ナンチャッテヤの最も苦手とする色合いが、パステルカラー。
ナンチャッテ屋は、信楽焼きのようなごつごつした感じの商品か、正統派染付け、志野、織部などの焼き物を置いているので、繊細な商品や美しい色の商品は在庫がゼロなんです。


とりあえずは、お正月の盛り花を撤収して、ウインドーのお花もピンクのチューリップになりました。(作戦会議では菜の花だったんだけど、時期が早すぎてお店に置いてありませんでした・・・・)ピンクの布で飾り棚を覆い、「春」を演出してはいるのですが・・・いかんせん、商品が「土」感満載なので今一つあか抜けないのですよ。
特に、ウインドーに飾った雛人形には、我ながら、ちょっと引いてしまいました。
なんと、手捻りの土人形みたいなお雛様なんです。
色味が全くない、地味〜な方々。こんな地味なお雛様が飾ってくださる方がいるのか?
どういう訳か、河童のお雛様までいて・・・・(ウサギのお雛様は時々みかけますけど)
河童のお雛様は、河童の置物収集家の目にでも止まらない限り、売れることはないでしょう。
雛人形と河童?どういう発想でこの二つが結びつくのかね?(ウサギも変っちゃ変ですが)
どういう基準でこれらの商品を仕入れてきたのか、本当に聞きたいです。