お客様の発する「やすっ!」で不安になったナンチャッテ

NHK連続テレビ小説ごちそうさん』が、土曜日で終了しました。
ごちそうさん』では、めい子が作るアイデア満載のお料理と、それを入れる懐かしい食器に大注目のナンチャッテでした。
ナンチャッテ屋では、『ごちそうさん』フェアを開催して、西門家の食卓にしばしば登場した昭和の器を特集しました。
今、改めてみると、網模様のお茶碗とか、すごく手が込んでいて上品なんだなぁ、と実感。


さて、昨日の『ごちそうさん』の無事終了に伴い、ナンチャッテ屋の店先の展示台も全面模様替えとなりました。
商品の入れ替えに際して、店の中、倉庫の中、奥の棚・・・をごそごそ探すと、箱にしまわれたまま、何十年も見たこともなかった商品がぬっと姿を現すこともあって、ちょっとした宝探し気分です。
30年も経つと、むしろデザインが斬新に思えるから不思議です。
また、昔の商品の方が、よい土を使っていることもわかります。たとえ同じデザインでも、生地の色が違いますから。
そりゃあそうですよね。いくら瀬戸の土がいいといっても、何100年も掘り続けていたら、いい土もなくなります。


ザ・昭和のガラスのコップ・・・ガラス面にでかでかと花の模様がプリントしてあるようなもの・・・で、昔、冷たい麦茶とか、カルピスとか飲みませんでしたか?
今回の模様替えで、そんな懐かしい昭和レトロなガラスのコップがごっそり見つかりましたので、展示しております。


金曜日に、また東京からお客さんが来てくださいました。
「やすっ!」「やすっ!」
といって、夫婦茶碗と夫婦湯飲みのセットをお買い上げしてくれました。

あまりにも「やすっ!」と言われて心配になったナンチャッテが、2014年版のカタログで価格を調べてみると・・・
20数年前の価格は、現在の市価のほぼ半額の値段設定となっておりました。
同じデザインで同じ形の器でも、時代とともに価格が上がり続けていたのでした。
東京の陶器屋さんを覗いてみたときも、あまりのお高さにぎょっとしましたが、実はナンチャッテヤが「やすっ」過ぎたんじゃないかと、ちょっと不安になったナンチャッテでした。