常勤講師デビュー

三月末日に、常勤講師としての出勤がありました。
ちなみに、この日は、無給の一日なんですが・・・
このシステムにつきましては、また後日に詳細を載せる予定です。

非常勤講師と常勤講師の一番の違いは、もちろん仕事の内容です。
ナンチャッテの仕事の内容一覧を記しますと、こんなもんです。
国語の授業時間・・・・16時間
「総合」とホームルームの時間・・・・2時間
一年二組の副担任(掃除の監督も含む)
テニス部の第二顧問
分掌が教務

実は、教務の仕事の中でも、おそらくすべての教員が嫌がるであろう「時間割変更」の係になっていました。(この人選については、全くの謎)
出張や休暇などで、授業を空ける先生の分を、やりくりして穴埋めの人員を補給するというものです。


しかも、三月三一日からは、四日間という超短期間で、今年の時間割を組むという一大イベントもありました。
超ど素人のナンチャッテは、先生方が、時間割づくりに、頭をひねり知恵を出し合う頭脳線の最前線のなか、一人で金魚を演じているという、そんな間抜けな状況です。
えっ、金魚がわかんないの?
金魚とは、目は大きく開いている、しかし脳は何も考えておらず、気配を消して、ただ空気を吸ったり吐いたりしている、そんな状態のことです。


教頭先生はじめ、古参の先生方が、進捗状況を見に、時々作業現場の図書室に姿を現し、お弁当やお菓子、ケーキなどを差し入れしてくれます。
ナンチャッテなんか、なーーーーんにも手伝っていないのに、ちゃっかりお腹だけは減って(金魚するのも、けっこうエネルギーがいるのだ)、そんな差し入れを一人分消費してしまうという、超人的な厚かましさの日々が続きました。
連日、ほぼ九時半まで、その作業は続きました。


この時間割が完成した翌日、ナンチャッテは教頭先生に直談判しにいってきました、
「高校時代に、数学の先生から、数学の勉強する時間があったら、ほかの科目を勉強をした方がいいと・・・と勧められたくらい、数字やパズルに疎い私には、絶対にじぇーーーったいに、100パーセント無理です。学校に迷惑かけまくりです。傷が大きくならないうちにこの仕事から、外してください」
ところが、教頭先生は、何を根拠にしているのか
「大丈夫。絶対にできます」
とおっしゃる。


とりあえず、管理職には、学校に迷惑かけまくること間違いなし、ということを伝え、それを聞くだけは聞いてもらったわけですから、ナンチャッテの重圧のうち10パーセントくらいは荷がおりました。

続きは次回