人生、無駄な経験は無いっ

人生で、何一つとして無駄な経験はないんだなぁ・・・・と実感中です。

人生初の高校常勤講師をやる前は、7年間中学で非常勤講師、三年間高校で非常勤講師を経験してきました。はっきりいって、非常勤講師というのは、俗にいうところの「パートのおばちゃん」感覚のペイをいただいています。特に中学は「時給いくら」という支払いになります。
つまり、夏休み冬休みのある月は、収入がゼロになるという、まったくもってガテン系の日銭感覚のお仕事。
高校の非常勤は、月給制でした。すごく授業がたくさん詰まった月も、長期休暇も月給払いでお給料をいただいていました。収入の安定度は全然上です。しかし、いずれにしても、講師というのは、来年職があるかどうかもわからない、とても不安定な仕事形態の職種なんです。


かつ、非常勤講師の活用の仕方は、各学校にお任せ・・・みたいなところがあって、とても人使いの荒い学校もあれば、非常勤には授業だけやってもらうという建前どおりの扱いをする学校もあります。
ナンチャッテは、比較的時間に余裕のある「主婦の非常勤講師」だったので、忙しそうにしている正規の教員の手伝いを、見て見ぬ振りもできず、精一杯の手伝いはしてきたつもりです。
一年間を通して計五回の定期テストを作り、課題テストの採点もやり、成績の入力から伝票の作成まで。
今、自分が常勤講師として働き始めてわかったことですが、非常勤の先生は、本来はこれらの仕事は、やらなくてもよい仕事だったということです。


今の勤め先の高校では、非常勤講師は、正真正銘の『自分の授業だけ』しかやらせないようです。
時間割の変更で、一時間前倒しにしするとか、一時間後にやってもらう、なんて厳禁。
(ナンチャッテが勤めた前の学校では、三限目と六限目に授業変更されたことも数回あったけ・・・)
要するに、非常勤には、お給料がお安い分、自分の利益を害するものに対しては、権利を主張することができるようなのです。
もしも、今、非常勤講師をしていて、この仕事は不適切だな〜と感じたら、一言抗議してみる価値はあると思いますよ。

しかーーーし、ナンチャッテは心から「あのとき、ああいうサービスを経験しておいてよかった〜」と思っているのですよ。(ホント!)
今、何もかも初めての経験で、右往左往している状態にプラスして、初めてテストを作るとか、初めて伝票を作るとか、そんなことまで初めてやることだったら、絶対にパンク状態になってしまいます。


何しろ、ど素人で、しかも常勤講師初経験のおばさんに、すごく大切な「時間割変更係」のリーダーが回ってくるという、なんとも恐ろしげな世界なんですから。しかも、時間割変更の仕方の説明一切なし!
実際には、Y先生の温情にすがって、やり方なども徐々に教えてもらっていますが。
もしも、非常勤講師をやっていて、いつかは常勤講師として働きたいと、ほんのちょっぴりでも考えているのなら、ぜひ時間の余裕のある今のうちに、習えることはすべて習い、やれることはすべてやった方がいいです。


これ、ホント。
ちなみに、つい先日、お給料が出ました。お給料に関しては、かなり年功序列が公平に実施されている感があります。若者よ、ゴメン。