エアコン担当

やっと朝晩は秋らしくなってきました。
というか、明け方は、ちょっと寒いくらい。


しかしながら、日中の気温上昇は、まだまだ夏の勢いが残留していて、昼過ぎからの職員室の温度計は30度前後をうろついています。


さて、職員室の私の机のわきには、職員室三台のエアコンをコントロールするスイッチがあります。
で、夏の初めに、教頭先生から、
「ナンチャッテ先生を、エアコン担当に任命します」
と、特設任務を拝命したのでした。
真夏といえども、気温計が30度を超えない限りは、エアコンをつけることはありません。逆に、30度を超えても、教頭先生の一声「エアコンが入ります」が、なければスイッチはオンにはならないというのが、暗黙のルールでした。


そこで、エアコン担当に任命されたナンチャッテは、しばしば温度計のチェックをして、30度を超えてもスイッチが付いていないようなときには、すかさず教頭先生の席まで行って、
「ただ今、30度を超えましたが、どうしましょうか、エアコンは・・・」
と、お伺いのスタイルをとりつつ、
「教頭先生の一声、待ってまーす」
の気配を含みつつ、エアコンのスイッチを押すことができました。


実は、職員室には、風の通りがいい場所(役付きの方々が座る席)と、空気がこもる場所があって、こもる場所に座っている先生方からは、
「ナンチャッテ先生、そろそろデモンステレーションお願いします」
というお声がかかるのです。
「そろそろ・・・・、ですよね」
と、ナンチャッテの出番。


来年も快適に過ごすために、是非とも、この席に座る人は、ナンチャッテくらい押しが強い方に座っていただきたものです。