欲がないんだなぁ〜

進学校と銘打っている高校では、高校一年から文系か理系かを選択するというところが多いのではないでしょうか。
うちの高校でも、12月現在で、文理選択の決定は終わっています。
さらに、うちの高校では、俗にいうところの『特進コース』というクラスが設定してあります。


特進コースは、「わたしは、このクラスでバリバリ勉強する気満々だもんね〜」という人が自己申告で応募します。自己申告と聞いて、ナンチャッテは心配になってしまいました。
「もしも、定員オーバーになってしまったら、どうやってふるい落とすのか・・・」

「君は、応募してきた人の中で一番成績が悪かったから、残念ながら特進コースには入れなかったんだよ」
なんて、残酷すぎる宣告はしたくない。
すると、学年主任は
「大丈夫です。むしろ、定員割れのほうが心配です」
と。


蓋を開けてみるて、経験を積んだ学年主任のおっしゃる通りの結末でした。
なんと、学年一番君が「特進コース」に応募してこなかったのです。
担任の説得に、学年一番君のまさかの返事が
「自分の友達がこのクラスに入ってこないから、自分も行きたくない」
なんていう、今どき、幼稚園児でも言わないような、まさかの理由だったのです。


今どきの若者、こんなに欲が無くていいのか?
何が何でも、学年一番君には、こちらのクラスに入ってほしいなぁ。