「!」な、ご報告

ご報告が遅れましたが、年に一度の「ナンチヤッテ市」のお祭りが、行われました。
初日は快晴だったのに、二日目の天気予報に雨マークがあって、心配しておりましたが、なんとか日中はお湿りもなく、つつがなく終えることができました。
年に一度の「ナンチャッテ屋」がお客様でにぎわう日が、このお祭りの二日間なのです。
近隣の住民のみならず、東京や大阪などの観光客もいらしゃいます。
で、遠方のお客様(特に都市部からの)は、異口同音に「イマドキ珍しいお店ですね。絶対に残して行ってください」と励ましのお言葉をかけて行ってくれました。
例えば、店のガラスを見て、
「おおおっ、これは明治から大正時代につくられたガラスじゃないかっ」
とか、天井にかけてあったガラス製品を見て、
「うっ、それはガラスのハエ取り器ではないですか!こんなところにあるとはっ」
とか、土間を見て
「今どき、こんな三和土が残っているとは・・・・」
と絶句とも感嘆とも称賛ともつかぬ、心の底から「!マーク」のついた感想を述べて行かれます。


おおむね、お買い上げの買いっぷりも「江戸っ子」でいらっしゃるのも、大変にありがたいことです。
おかげさまで、この二日間の売り上げは、過去四年間で最高を記録しました。

もちろん、店の商品も随時入れ替えが進み、常に「目新しい商品」の買い入れと、「魅力的な展示方法」の研究を続けています。
正直、この店のリニューアルオープンを決めた時には、「新しく商品を買い入れる」なんて発想はありませんでした。
ただ、この山のような在庫をどう処分してゆくか、という後ろ向きの発想しかなかったからです。
それが、おかげさまで売り上げも順調に伸びて、新しい商品を仕入れる日が来ようとは、思いもしませんでした。


本当に、お客さま方には感謝感謝です。
リピーターのお客様に、毎回「!」と思っていただけるような店づくりをしていきたいと、母・妹・ナンチヤッテ力を合わせてともに精進してまいります。


ちなみに、この夏は「陶染フェアー」を開催いたします。
この作家さんは、お亡くなりになり、窯も閉じてしまいましたから、はっきりいって、恐らくこれだけ「陶染窯」の商品が揃う店は、ここしかないんじゃないかと思います。すごく独創的な絵が特徴です。
陶器界の「円空さん」だと、ナンチャッテは自分で勝手に命名しております。