豆腐

夏の間は、どこのお宅の食卓にも、ちょくちょく登場したのではないでしょうか。
奴豆腐。
豆腐ほど、如実に味とお値段の関係が素人にもわかるという食材はないですよね。



例えば、お正月のブログでも書きましたが、たとえば一本5000円の蒲鉾と、一本300円の蒲鉾の味の差・歯ごたえの差は誰でも分かると思いますが、5000円と2000円の蒲鉾の味覚の差が分かる素人って、そんなにいませんよね。



ところが、お豆腐は、100円の豆腐と300円の豆腐の味の差が、子供でも分かるのです。
「今日の豆腐は、いつもと全然違う」
と、息子Bが言います。
たった200円の差で、ここまで差がわかる食品って、何か他にあります?



あっ、そういえば、200円の差で一口食べた時の幸福感が全く違うというものをもう一つ思い出しました。
ハーゲンダッツアイスクリーム!



セレブのご家庭では100g3000円の霜降り松坂牛と100グラム2500円の但馬牛の味の違いや、一本5000円と4000円の蒲鉾の味の違いを論じながらの食卓かもしれませんが、パンピー(一般人の略:一般ピープルパンピー)は、豆腐とアイスクリーム程度の贅沢で、食卓の会話が弾むのです。