梅酒羹
夏の和菓子のページを開けていたら、「梅酒羹」というのが載っていました。
前に、超ビンテージ梅酒の話を書いたと思いますが、四半世紀という永きにわたって熟成し続けた恐るべき梅酒を実家から貰い受けたのがあります。味は、ほとんどアルコールが揮発しており、渋い養命酒といった感じ。
これだけの歴史があると、ゆめゆめ流しにざーっと空けてしまうというような乱暴なことは出来ません。かといって、毎晩渋い養命酒をチビるというのも嬉しくないですから、どういう扱いにして四方を丸く収めるべきかについては、けっこう頭を悩ませていたのです。
だからピンときました。
あの養命酒、もといビンテージ梅酒を使って、梅酒羹をつくるのが良作だということに。
材料
粉寒天 4グラム
水 300cc
砂糖 140グラム
水あめ 200グラム
梅酒 200cc
レモン汁 大さじ1
ぬれ甘納豆 大さじ1
よく溶かして固めるだけです。
ぬれ甘納豆の変わりに、残っていた金粉を散らしたら、ちょっと豪華版の超ビンテージ梅酒羹が出来上がりました。
200ccくらいではまだまだ減ったようには見えませんが、千里の道も一歩からですから。