ゼラニウム

Nanchatteacher2007-06-02

ヨーロッパの町並みを歩いていると、どの家の窓辺にも美しく花が飾られているのを目にいます。
この、窓辺を美しく飾るという文化は、アメリカ中西部・西海岸には伝わっていませんでした。理由は恐らく敷地面積の関係だと思います。ご存知の通り、中西部・西海岸では、何十坪・何百坪もの敷地の中に家を建てていますから、窓辺に植木鉢を並べても道行く人の目を楽しませるという役割は果たせません。
ヨーロッパは道に面して家が立ち並ぶというスタイルで町ができているので、窓辺を花で飾る文化が育ったんじゃないかな。



一般的に窓辺に置く鉢の植物は、ゼラニウムです。
ゼラニウム宿根草で、毎年美しく花を咲かせてくれる上、花季が長くておまけに丈夫で挿し木で増えるという、いいこと尽くめの花です。花の色も朱・紅・ピンク・白と様々あり、お値段もお手ごろです。



物の本によると、窓辺にゼラニウムを飾るのには理由があって、あの植物のもつ独特の匂いを蚊やハエが嫌うため、虫除けとしても役に立っているのだそうです。
ゼラニウムを育てたことがある方なら、ゼラニウムの匂いが、芳香とは言えないことを知っておられると思います。



ところが、ゼラニウムのアロマオイルは、バラにも負けない強い芳香だということもご存知だったでしょうか?

私は、家でアロマポットでアロマオイルを焚くのがリラックスタイムの楽しみの一つです。
たまたま5年ほど前にゼラニウムのアロマに出会い、一目(一嗅)惚れしました。
生のゼラニウムとは似ても似つかぬ甘くて優しい香り!
興味のある方は一度お試しください。



庭の草取りをしていて、西日が美しくゼラニウムに当たり絵のような美しさだったので、一枚写真を撮りました。