BOOK

安野モヨコさん

図書館で、見つけてきました。 『美人画報』という題名です。 その名の通り、イマヒトツ・・・・な外見の漫画家が、巷に溢れるさまざまな美容法・ダイエット・健康法に体当たりで挑戦して美人になるべく涙ぐましい努力をしています。その体験談をファッショ…

利休にたずねよ

山本兼一氏の直木賞受賞作品です。 これは文句なしに面白かったです。 利休と秀吉の確執が描かれているんだけど、表向きは、天下人である秀吉に平気で逆らう利休に対して、秀吉が「こしゃくな利休めがっ」という気持ちが高じて、ついには利休に死を賜るとい…

いよよ華やぐ(上・下)

これはある意味で衝撃的な内容の本でした。 なんといっても主人公の年齢が91歳なんだから。 70代〜90代の女性が、それぞれの半生を回顧しながら、現在進行形で店(バー・呉服店)を切り回して生き生きと生活している様子が描かれています。 91歳の主人公は、…

月と蟹

引き続き、学校の図書室で借りたのが「月と蟹」。直木賞受賞作品です。 きのう読んだ「きことわ」は芥川賞でした。 今日たまたま図書室担当の先生方と雑談しとき、あるの先生が、 「私はどうも芥川賞受賞作品のよさがわからんですわ」 とおっしゃいました。 …

1Q84

遅ればせながら、村上春樹さんの1Q84を読んでいます。勤め先の高校の図書室から借りてきて読んでいるところです。 今、book2の11章です。 『ネジまき鳥クロニクル』よりわかりやすくて、『世界の終わりと・・・』よりスリリングで過激な表現満載。 先日来、…

古本屋

昨日は初夏の陽気に誘われて、夫と二人で大須〜栄一帯を散策してきました。 大須は相変わらずの人出で、大賑わいでした。 私は、四半世紀以上も昔の大須を知ってるだけに、この活気溢れる商店街を見ると本当に嬉しくなります。 栄に近いという地の利ももちろ…

夜と霧

高校三年生の現代国語の教科書の中に、フランクルの『夜と霧』からの引用が載せられています。 実は、私は、この世界的に著名な作品を読んだことがありません。 大学時代に、社会学の先生が、大学生にもなって「夜と霧」を読んでいないような人はいないでし…

恋愛写真

大学生が主人公の恋愛小説です。 恋愛といっても、ものすごくピュアーな恋愛小説で、どれくらいピュアーかというと、『風たちぬ』のふたりみたいな関係を思ってみてください。ちょうどあんな感じ。 18歳か19歳で、世の中、それほど恋愛の達人はいないで…

原田宗典さん

この人の書くエッセイは、上品な方には決して受け入れられない(であろう)範疇の話題を、実に恥じらいをもちつつも、微に入り細を穿って描かれているという点で、素晴らしいと思います。 とにかく、シモネタ系の話題が豊富! そういえば、私、ナンチャッテ…

ガタカ

数日前、レンタルビデオ屋さんで借りてきたものです。 ガタカ! これを選んだのは息子Aです。 「Bの現代社会の教科書に載っていたお薦め映画で、面白そううだった」 ストーリーを話すと、ネタバレになってしまいますから言いません。 見終わったときに、そ…

韓国の歴史

一昨年ころから韓国ドラマにはまり始めました。 そして、去年の夏は、おばさん非常勤の友に触発されて、韓国ドラマの歴史物をテレビで見るようになりました。 ヨン様ブームに乗り遅れた分を取り戻すかのようにして続けさまに見ることになりました。 見始める…

本当の学力は作文で伸びる

先日、「本当の学力は作文で伸びる」という、わたしの職業に関係してくるかもしれない表題の本を読ました。 一言でいうと、観察力のある子は作文も書けるし、学力も伸びるもということだと理解しました。 それは納得できる指摘です。 私は、小さいころから「…

森見登美彦さん

「きつねのはなし」という小説を読みました。 とっても奇妙な話です。 四つの独立した短編が入ったものですが、すべての作品が絶妙につながっているような読後感が残ります。 一つの糸を手繰っていくと、実はすごく長い糸で、いろんなところで分岐したり複雑…

ロッキー

息子たちは、先週末に期末試験が終わり、昨日(月曜)はテスト休みでした。 ありていに言えば、先生が採点して、成績処理するための一日ということでしょうか。 成績処理と言っても、公立の中学のように内申書を書くわけじゃなくて、テストの点数をコンピュ…

徒然草

昨日、徒然草を読んでいるという記事を書きました。 筆者の吉田兼好氏は一体何歳の時に、この随筆を書いていたのかしから? と、いうのは、「40歳までには死にたいものだ」みたいな記述があるのを読んだからです。 年をとると、ますます図々しくなって、ヨ…

松浦弥太郎さんのこと

暮らしの手帳の新しい(・・といっても、随分と時が経つようですが・・・)編集長さんになったのが、松浦弥太郎さんです。年齢的にも私ナンチャッテと近いものがあって、なんとなく親近感も湧きます。 私は、新しい暮らしの手帳になってからのほうが、内容も…

トイストーリー3

さっき、息子Bと一緒にトイストーリー3を見ました。レンタルビデオです。 好きな映画のベスト5にトイストーリー1と2が入るくらい大好きな映画です。 重すぎず、甘すぎず、単純すぎず、そこそこドキドキさせてくれて、子どもと一緒に楽しむにはもってこいの…

暮らしの手帳

うちの母がずっと(20年くらい!)定期的にとっていた雑誌が、暮らしの手帳でした。 かれこれ40年も前のことです。家庭の主婦が読むような雑誌ですが、どこか啓蒙的な役割を果たしていた、というか、それを目指す路線の内容でした。 この雑誌の目玉が、商品テ…

またまた小川洋子さん

やっぱり小川洋子さんの作品は、奥が深いです。 私は速読とは言いませんが、本を読むスピードは速い方だと思います。 だから、小川さんの作品を読むときには、心してゆっくり読むようにしています。 さーっと読んでしまっては、もったいなくて・・・。 昨日…

朝倉かすみさん

またまた出あってしまいました。 素敵な作家さんです。 短編小説をいくつか発表しておられる作家さんで、最近エッセイも出してみえます。 実は、経歴を読んでビックリしてしまいました。なんと40歳から小説を書き始めたというのですから。 最近、すごく若…

林真理子さんは面白い

この方のエッセイは、本当に面白いと思います。 「日常生活のことをくだくだ書いている」とご本人さんは謙遜して言っておられますが、こんな生活が日常生活だという女性が、日本に何人いる? 朝は、ダイエット体操のために、プロのトレーナーを雇い、昼はイ…

数独

いまや、数独はワールドワイドに楽しまれている娯楽の一つです。夫は先週アメリカ出張から戻ってきたとき、アメリカ版「数独」の冊子を買ってきてくれました。 飛行機の機内誌にも、無聊を慰めるパズルの王者「クロスワード」と並び、「数独」もかならず載っ…

本泥棒

この夏休み、ごろごろして本を読んで、気が向いたら作家になっております。 もともと出不精の性格なので、どこかへ遠出したいという欲求はありません。 すごく面白い本があって、思う存分堪能できたら言うことなしです。 夏休みに入って読んだ本でイチオシを…

般若心経

たまたま手元に用意した本がなくて、全然食指が動かなかったけれど「般若心経を読む」というのを読みました。 活字中毒というか、何か読まないと落ち着かないので、常に手元に本を用意しておかないと、ときどき、こういう目(本来なら絶対に読まないけれど、…

あまり刺激的でなく、でも面白い

毎日暑い日が続きます。 こう暑いと、エコに悪いとは思いながら、朝から晩までクーラーをつけることになります。 朝から27度とかいう数字を見るだけで、疲れてしまいます。 さて、部屋でゴロゴロのお供はなんと言っても、面白い本。 ところが・・・ 暑さで体…

蒼穹の昴

日中合同製作ドラマ「蒼穹の昴」を御覧になっておられますか? 浅田次郎さん原作の『蒼穹の昴』を読んで、それからドラマを見ています。 当然ではありますが、原作の方がスケールが大きく描かれていますし、人間関係がドラマよりも込み入った設定になってい…

もったいないぞ!

赤星たみこさん著の「もったいないぞ!」は新米主婦さんとか、今日からエコに目覚めたという方向きの、生活改善の入門書です。 巷に、エコ生活への指南書が溢れる中、特別目新しい技が載っているわけではありません。 中には、思わず「ケッ」と言ってしまい…

いよいよ面白いよっ

華麗なる遺産、ますます面白くなってきました。 若い男女が、もんのすごっく遠回りにお互いのことを知り合ってゆくというあたり。 くどいようですが、「もんのすごっく」遠回りなんです。 以前、チャングムを見ていたときにも感じたんだけど、 「そこで一言…

リトルチャロ

一昨年、NHK教育が作った英語学習番組が「リトルチャロの冒険」でした。 余程視聴者の反応が良かったのが、翌年も再放送をしていたようです。 リトルチャロの冒険は、捨て犬だったチャロが、母親を亡くした少年翔太に拾われます。やがて二人は親友になる…

喋々喃々

小川糸さんという女性作家をご存知ですか? 今年話題になった映画「食堂かたつむり」の作者といったら「ああ、あの作品の作者さんか」と頷く方も多いのでは? 私は、「食堂かたつむり」は読んでいませんが、絶対に読もうと思っています。 すごくいいんだわ。…